目次表示
- Bond Factory SRL | ボンド ファクトリーSRL 様
- CEO ロレート・ディ・リエンツォ氏
- 自分の役割以上の仕事をしたい!
- COVO | コーヴォ 様
- CEO ステファノ・フラガパーネ氏
- 何事も挑戦あるのみ!
- 株式会社 日本総合園芸 様
- 中村社長様へのインタビュー
- IPAC S.P.A. 様
- CEO グイド・キティ氏
- 新商品プロジェクトに参加
- 商品コンセプトは「もったいない」!?
- プロジェクトの期間は未定!
- 希望小売価格の設定
- ニューヨークのストアで販売中!
- 山中漆器連合協同組合 様
- 山中漆器連合協同組合様へのインタビュー
Bond Factory SRL | ボンド ファクトリーSRL 様
CEO ロレート・ディ・リエンツォ氏
彼の会社は、ミラノから600kmほど離れたPESCARAからちょっと内陸へ入ったCHIETIという町にあります。
ロレートに出会ったのは、2005年の秋頃だった。彼の仕事は主に最新素材を自在に操り、最新技術(宇宙服の加工に用いる技術など)を駆使して、
最新モードの未来服を仕立てる工場の運営です。
彼のスタジオに行ってみて、興味本位でスタジオ内を見渡すと、とても大きなサロン内は 国際ブランドのためにつくった試作品を着たマネキン達と、
ありとあらゆる今までに出会ったこともない素材達と、豊富なカラーサンプルと部品の組み合わせブックがずらりと並んでいた。
ロレートと付き合いのあるデザイナー達はこれらを眺めたり、持ち帰って検討したりして 次のシーズンのコレクションを練り上げるらしい。
また、ジョルジョ・アルマーニ、プラダ、バレンティノ、マルニ、フェラガモ、グッチ、など挙げたらきりがないくらいの著名な国際ブランドの
製造部門を請け負っているという老舗の会社だった。
私はロレートのお陰で、アパレル業界の内部を深く学べたといっても過言ではない。貴重な経験をさせてくれたことや、私に対してフランクに接してくれた
ことを心の底から感謝している。
また、私が出会った頃のCEO アンナ・マリア氏にもこの感謝の気持ちをイタリアに行って、手作りパスタを食べながら
伝えたい。
自分の役割以上の仕事をしたい!
トミタの役割は、Bond factryの最高技術達を応用して、デザイン製品、家具、照明などを提案し、ロレートと一緒になって新分野を開拓することだった。
ロレートとは2006年4月ミラノサローネで「4x4 TORTONA16」というイベントを企画し、ビアトルトーナの会場を活用し、数万人の来場者を集めました。
この「4x4 TORTONA16」のブースデザイン、ロゴデザインも含め、無我夢中で取り組んだ日々のお陰で今があります。
その後、フェラーリ、ポルシェなどの高級車用内装素材であるALCANTARA社と提携し、同社の特殊スエード素材を活用した製品化部門をトミタが任されました。
2007年は同社のPR予算からトミタがデザインしたイタリア製クッションとソファを、イタリアから東京のトミタリア展に送るため搬送費まで捻出して頂き、感謝することばかり。
トミタがデザインしたGRULI|グルリ クッションに限っては、ALCANTARA社の親会社である東レ社にスポンサーになって頂き、トヨタのシート用クッションと同じ「へたり」にくいウレタン素材を
活用して、念願だった日本発売に至りました。
その後もロレートとは、2010年2月のミラノMODA IN国際見本市会場で、「Bond in Diversity」 という別のインスタレーションを企画展示。
この「Bond in Diversity」の様子は、ドイツ出版社の企画の目にとまり出版されました。同様の展示は2011年4月ミラノサローネ期間中のフォーリサローネにも参加することとなる。
そして、夢のような出来事が起こった。
あのミラノにある、名誉ある国立レオナルドダビンチ科学博物館内でイベントの開催が決まったこと。生涯忘れることはない。
COVO | コーヴォ 様
CEO ステファノ・フラガパーネ氏
ステファノは、TOSHO ITALIANAという日本製品の欧州消費地問屋的な商社の社長。アツコさんという超優秀なビジネスパートナーと一緒に、
焼き物、漆器などを販売していました。
彼との出会いは、1996年2月に開催されたミラノ マチェフ国際贈答品見本市のために、やっとの思いでデザインを形にした商品。
それが、ARCADE社から発表した「TOTTOTTO Yポット」。
この「TOTTOTTO Yポット」を気に入ってくれたのが、彼らだった。
その後、マチェフ国際贈答品見本市の数日後にステファノから、「トミタにオリジナルのプロダクトデザインを創ってほしい!」
と言われ、本格的にステファノとの付き合いが始まる。
ひとつでも自分が満足のいくプロダクトデザインができると、そこから次の仕事が生まれる。
まさに、「わらしべ長者」のような不思議な気分だった・・・
何事も挑戦あるのみ!
ステファノの依頼内容は、信じられないくらい大量なOEM生産だった。私は長崎に戻ると、すぐ生産可能な窯元を必死で探索することになる。
そこで、名前が上がったのが長崎県波佐見町にある窯元でした。1996年後半と1997年を丸々費やして、「MORODE」と名付けた磁器テーブルウェアに着手
その窯元のデザイン室長のご尽力のもと、幾度も試作を重ね、プレートやボウル、カップ類をひとつづつ、丁寧につくりあげました。
1年半がかりのMORODEテーブルウェアは、1998年に幾つもの国際賞を受賞。
ステファノもアツコさんも、アートディレクターとして最初の仕事だったオリジナル商品の華々しい成果に大変喜んでくれたことを今でも覚えています。
その後、MORODEコレクション、カトラリー、グラスウェアも頼まれるまま着手。新商品のアイデアを彼らにプレゼンし、内容を気に入ってもらうと、
即様々な国の工場に赴いて、生産をお願いするという毎日を送った。
そうこうするうち「TOSHO ITALIANA社」は「COVO」に社名変更して、生活提案型オリジナル商品だけのブランドになることが決定。
新規「COVO」ロゴもトミタがデザインし、心から充実した日々を送る。
彼らは、私が創り出すものをすべて褒めてくれました。そして、創り出した商品を世界中に売りまくってくれる素晴らしい最高のビジネスパートナーでもありました。
私は、アートディレクターを拝命し、40ケ国を数えようとする輸出先ができた頃には、イタリア国内エージェントとのやりとり、カタログ制作、ウェブデザイン、
直営ショップの運営等にも挑戦するようになっていた。
粘り強く、さまざまな事案を組み立て、試行錯誤を繰り返して解決していきました。
こられの経験のお陰と私の長所(英語、イタリア語、日本語を含めた3ヶ国語でコミュニケーションできること)を活かし、世界各地の生産者やショップ、エージェントとのやりとりをスムースに進行できたと自負している。
どんな商品でも、「妥協なく」丹念に手直しを繰り返し、最終形となった段階では、自信満々で新作発表できました。
その背景には、巨大なプレッシャーがあったことは言うまでもない・・・
株式会社 日本総合園芸 様
本日は、株式会社 日本総合園芸の代表取締役社長 中村太郎様にお話を伺う機会をいただきました。
お話を伺う前に、中村社長のご紹介を行わせていただきます。
創業は1972年、株式会社 日本総合園芸の創業者 中村順一様より、
2015年に2代目を引き継いで代表取締役社長を就任。本社は奈良県にあり、愛知県と兵庫県にも営業所がございます。
現在の事業内容は、園芸全般小売(切花・鉢花・花苗・花束・アレンジ・花器・その他園芸資材)
造園事業、自然生活事業 さんらいふ、EC事業と造園事業を柱とした事業展開をされています。
ここからは、私の感想となりますが、EC事業の『お花の定期便』は、お届けエリアが関東エリアまで対応してくれるのは嬉しいですね♪
そして、とっても笑顔が素敵な中村社長です。
それでは早速ですが、このたび『富田一彦』に、デザインの依頼することに なったきっかけを教えてください。
こんにちは。株式会社 日本総合園芸の中村と申します。
私は、グラフィック、イラストレーター、フィルムメーカー、パッケージなど。様々なクリエイターとともに
仕事をする機会がたくさんあるのですが、
自社オリジナルの新商品を作るにあたり、プロダクトデザイナーをネットで探していた時に偶然、
富田さんの記事を目にしたのがきっかけでした。
「Think global,Act local」で、長い海外生活を経て有した経験や知識を日本の文化や歴史を世界へ力強く
発信することに尽力されている姿に感動したからです。
ありがとうございます!
以前の富田一彦ホームページ(http://tomitadesign.com)は、Flashで作成していたため2020年いっぱいで閲覧できなくなってしまったんです・・・
2020年中に、中村社長からお声がけいただいて、本当に富田一彦は幸運だと思います。
では、ご依頼内容を進めていく段階で、もっとも印象的だったことを教えてください。
「国内外の豊かな経験を通じたモノ作りへの強い想い」がとても印象的でした。世間に流通するプロダクトをデザインするということは、
そのブランドやコンセプトを熟知し、最大限表現したものでなければなりません。
ただそこには、「デザイナーらしさ」も垣間見えます。
そういう意味において、富田さんのデザインは有機的かつ平和的な印象がとても魅力です。
ありがとうございます!では最後にズバリ聞いちゃいます!
富田一彦と仕事をして、満足しているポイントがあれば、具体的に教えて下さい。
富田さんのネットワークを通じて出会った越前和紙を使用した商品があります。
持続可能をテーマにした商品の素材選びに、「made in Japan」も強く意識したことは、富田さんの商品開発に対する考え方が反映されていると感じました。
また、一枚の和紙に表現出来るスペースはとても限られています。その制限された スペースで、何度も修正を重ねながら、
かつデザイン性を維持しながらのデザイン・ディレクションは表現者の枠を超えた仕事でした。
ご多忙の中、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。
私がお家で過ごす日々が増えたので、いつもお家に
(株)日本総合園芸様の『産地直送のお花』と『花ことば・生け方の手引書』が届くサービスは、個人的に超おススメです♪
ご興味をお持ちの方は『お花の定期便』をクリックしてくださいね。
IPAC S.P.A. 様
CEO グイド・キティ氏
ドイツ フランクフルトで開催されていた国際贈答品見本市のアンビエンテブースで初めて彼に会った。
私のグイド社長に対する第一印象は、インド製品ばかり並んでいる展示ブースに立っていたことや、国際贈答品見本市で接客する応対などを
見て「イタリアの凄腕商社マン?」そう誰もが思うであろうという人物でした。
しばらく時が過ぎて・・・
私が、ミラノ マチェフで開催していた国際贈答品見本市に参加していると、そこにはグイド社長がいた。
イベント会場内で軽く挨拶を交わし、彼と会話をするタイミングがあると思った私は、グイド社長に興味を持っていたため
様々なことをストレートに質問してみた。
彼は嫌がるどころか、とても丁寧に会話を楽しむ様子で、様々なことを話してくれた。
そこで、初めてグイド・キティという人物が、イタリアのトスカーナ州にある超老舗の立派なキッチンツールメーカーの4代目社長であることが判明する。
しかし・・・
その後、しばらくの間は、仕事の依頼を正式に受けることはなかった。
新商品プロジェクトに参加
グイド社長に会うたびに、私のアイデアをアピールしたり、グイド社長の商品に対する情熱的な考えを聞いたりしているうちに
私は、イタリア生活にも自然と慣れてきたのでは?という頃を迎えていた。
ある日突然『ヌテッラ』という素晴らしい商品がきっかけとなり、大きくヤマが動いたと実感することに・・・
当時、イタリアで爆発的に売れていた『ヌテッラ』というピーナツバターのガジェットをつくる!
というプロジェクトのために、グイド社長から正式なオファーをもらった。
そして、声を掛けてもらったと同時に、瞬間的に頭に浮かんだことがある。
このプロジェクトを成功へ導くために、自分がすべき行動内容から確認事項までイメージできていた。
この瞬間は、新商品誕生の期待感でいっぱいだった。
- 商品コンセプト
- プロジェクトの期間
- 希望小売価格の設定
商品コンセプトは「もったいない」!?
『ヌテッラ』のガジェットをゼロから創るときに、グイド社長や、IPAC社のスタッフさん達を含めて、たくさんの時間を使ってアイデアを出し合い
ディスカッションを繰り返しました。
シリコン製の指先につけて使うSpalmito(スパルミト)は、自宅等で『ヌテッラ』の瓶に残った僅かなピーナツバターを無駄なく食べられる。
という食品ロス問題にも2009年から意識しはじめ、そのコンセプトが反映された商品となった。
また、Clippe|クリッペという商品は、グイド社長の父上が鍋やフライパンを生産する際に、鋼板の切れ端が多量に発生することから
何かにリサイクルできないか?という課題があった。その課題を商品に反映できたことはプロダクトデザイナー冥利に尽きる。
そして、商品の完成後に、日本語の「もったいない」という意味をイタリア人が理解していたことを知った。
友人のデイビットが、自宅等でパスタの皿に、残りわずかなパスタソースを、綺麗に食べないで捨てるのは「もったいない」という
意見を私に伝えてくれた。
つまり、残ったソースをクリッペを使って・・・本当に直接聞いた時は驚き、そして共感。
さすがに本場のレストランなどでは「もったいない」と思っても行動するのはちょっと恥ずかしいかもしれないが、
本当においしいイタリアのパスタソースだったら・・・と想像してしまった。
プロジェクトの期間は未定!
グイド社長は、商品開発をスタートするときに私を含めたチームに対して、プロジェクトの期間を定める。ということをしなかった。
振り返ってみると、グイド社長を含めたヨーロッパの経営陣は、すべて目標期間すら定めようとしなかった。
良いものを創り上げるためのコンセプトが、きっちり固まるまでは一切の妥協は許さない。というグイド社長からにじみ出る空気感は肌で感じるが、
どんなに時間をかけても、『最高の商品』を創り上げたい。という姿勢と情熱は尊敬以外の言葉では表現ができないほどだった。
また、商品コンセプトが決まれば、グイド社長の行動力とスピード感は、まったく年齢を感じさせないほどアグレッシブである。
もしかしたら、イタリアに住んでいた私と年に4~5回は定期的に国際見本市などで会えるし、グイド社長のオフィスと私のアトリエは片道400㎞離れた
場所。呼べばいつでも私が来るという前提で期間を決めなかったのかもしれない。
希望小売価格の設定
新商品の生産コスト(スパルミト)の設定をグイド社長は、1ドル以内できる商品というイメージを持っていた。
ガジェットといえば、日本でいうと「商品のおまけ」という例えがしっくりくるのかもしれない。
主役は『ヌテッラ』、ガジェットは名脇役であることを貫かなければならない。
しかし、生産コストを重視すれば、商品パッケージや、商品の耐久性、衛生上の観点、どの指にもフィットする構造など様々な要素の
どこかを妥協する選択をしなければならなくなる。でも、グイド社長は妥協を良しとはしなかった。
本当に考えて考え抜いて、商品が誕生して、販売するというところまでたどり着くまでには、とてつもない情熱とエネルギーがあって
希望小売価格の設定という目標地点に達する。だからこそ、私も最大限の力で挑まなければならない。と自分に言い聞かせることが
出来たと思っている。
- Clippe|クリッペ
- 2013年 パリ. 元祖セレクトショップ’MERCI’のベストセラー10品に選定
- 2014年 福岡デザインアワード賞 受賞
- Spalmito|スパルミト
- 2014年 福岡デザインアワード賞 受賞
ニューヨークのストアで販売中!
グイド社長の父上が鍋やフライパンを生産する際、鋼板の切れ端をアップサイクルしたCLIPPEは隠れたロングセラー商品。 NewYorkのMoMAストアで売っています。ご利用方法は人それぞれです。日本国内販売を予定中!
2009年に さらなるアップサイクルを目指して、クリップにカトラリーをくっつけるというトミタの提案が大ブレーク。
ナイフ-フォーク&スプーンを皮切りに、60種類以上のラインナップへと、大所帯化しました。
リーズナブルさと面白さがウケて、世界中に売られています。
クリッペは実用新案-特許取得済み。
山中漆器連合協同組合 様
本日は、山中漆器連合協同組合様にお話を伺います。
2006年にテレビ東京『ガイアの夜明け』出演時には語られなかった内容を中心にお話を聞かせていただきます。
それでは早速ですが、このたび『富田一彦』に、デザインの依頼することに なったきっかけを教えてください。
山中漆器という産業自体が、日本国内市場で縮小化していたため、海外販路を視野に入れなければならないと感じていたことが始まりです。
出展: TV東京 ガイアの夜明け 2006年放送
※詳細内容は『ガイアの夜明け』放送内容より引用した「2004年 NUSSHAアートディレクター就任」をご参照ください。
大変申し訳ありませんが、『ガイアの夜明け』を視聴していない方が理解できるように
もう少し、きっかけの背景を詳しく聞かせてください。
よろしくお願いいたします。
2004年に、本気で海外販路を開拓するには、今ある山中漆器の商品をフランスのメゾン・エ・オブジェ(パリ国際生活用品見本市)に出展しても
意味がないと思い、海外で活躍しているプロダクトデザイナーを探していました。
そこで、石川県デザインセンター事務局長の志甫様から、千葉大工業意匠科の後輩である富田氏をご紹介いただという経緯です。
ありがとうございます。
志甫事務局長の所属先の正式名称は、公益財団法人 石川県デザインセンター 様です。
同じ学校の先輩から声を掛けてもらえるのは、とても嬉しかったと富田も言っていました。
その当時、富田がミラノを中心に活動していたことをご存じだったわけですね。
すでに、富田氏がいくつかの伝統工芸産地とともに商品開発を行われておられることや、デザイン賞の実績を拝見し、 またその情報発信力に魅せられて、是非にとお願いを致しました。
富田一彦に依頼して『最も良かった』と感じたことは何ですか?
富田さんからの「国際見本市に参加するだけでは意味がない!」 という言葉に刺激を受け、その意気込みのもとに産地各社が一致団結できたと思います。
また、結果的にパリ・ミラノ・山中(日本)と世界を横断するように商品開発がすすめられ、
グローバルな視点をもった販路開拓が可能になったことが特筆すべき点と思います。
そして、富田さんにはブランドとはなにか?
どのように展開維持すべきか?ということや
優れたデザインをベースにしながらも、さらに一段二段上の展開やストーリーの必要性を教わりました。
中小企業庁の助成金に申請した結果・・・
中小企業庁様の採択結果はこちらです。
日本の地場産品を主力にした新商品群を、世界戦略にのせて売り出すことができました。
パリデビューを果たし、メゾン・エ・オブジェ6号館のうち、24社/953社しか選ばれていないという
主催者発行 デコ・プレミエール認定証を授与していただきました。
下記に掲げる欧州全域の主要な専門店やデパートへの出店実績は感動的でした。
- ロンドン大英博物館
- パリLa BonMarcheデパート
- MoMA NY
- コペンハーゲンLuisiana美術館
- ミラノRinascenteデパート
- DePadova社
インテリアライフスタイル国際見本市出展後、CIBONE、センプレ、有楽町西武、新宿伊勢丹や 国立新美術館を中心に国内販売も開始。2006年には海外を含めた小売ベースで2億円の売り上げを計上しました。
私は『ガイアの夜明け』を視聴し、さらに山中漆器組合様からお話を伺ってこう思いました。
山中漆器組合様の情熱と、伝統工芸品をつくる職人さん達の高度な技術力、
そして、日本という国が資金面などを支えてくれたことが『成功の鍵』だった。
という気がしてなりません・・・
では最後にお伺いします。
『富田一彦』と出会って、様々な挑戦をした過去を振り返ってみて、総括をお願いします。
新たなブランドをゼロから作って、事業として展開することが、山中漆器産地に改めてデザインの重要性や
ブランディングの必要性を理解したきっかけとなりました。
現在産地内各社は自社ブランドの構築や展開を少しずつですが高めています。
ブランドの形は変わっても、根底に流れる思いとノウハウは私たちに大きな財産となりました。本当にありがとうございました。
貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。
時代の変化によって、『モノをつくっても直ぐに売れる時代ではなくなってしまった。』という声を
たくさんの方からお聞きするようになりました。
それでも、あきらめずに挑戦したい。富田をフル活用したい!という方たちに出会いたい。と思っております。
そのために、2021年からはもっと積極的にグローバル展開を開始いたします。
今後とも、Tomitaliaを宜しくお願い申し上げます。