デザイン - 人類の最良の友だち_その3
![](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2023/03/ken-garland-771x1024.jpg)
ボンジョルノ☀︎
ロンドンの
デザイン博物館を訪ねて、
「その3」です。
デザインで反核運動を
グラフィックデザインの発展に
意義深い貢献をした
Ken Garland氏に
「生涯の功績を讃えるメダル」
が贈られました。
彼は1960〜70年代の
グラフィック界を牽引した一人で、
反核運動の騎手でもあります。
印象的な「デザイン」誌の表紙や
リデザインした「ピースマーク」が
知られています。
イギリスは1952年
米ソに続いて核兵器開発競争に参戦しました。
1957年になると、
度重なるイギリスの核実験に対して、
多くのイギリス国民が反発するように
なりました。
そして
反核運動団体「核軍縮キャンペーン」=CNDが1958年掲げていた同団体ロゴが
「ピースマーク」に。
![](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2023/03/peacemak.jpg)
によるCNDロゴ
ピースマークは
手旗信号の
「N」=「Nuclear(核)」と
「D」=「Disarmament(軍縮)」を組み合わせ
「核軍縮」を訴えるのだそうです。
![](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2023/03/01.jpg)
ピースマークを説明。
![](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2023/03/B-52_Bomber_Peace_Symbol.jpg)
ピースマーク
個人的には、
爆撃機のアイコンに停止や禁止を表す
🚫が重ね合わせられたと認識しています。
こちらの方がヴィジュアルとして
分かりやすい感じがします。
https://edition.cnn.com/style/article/style-origins-peace-symbol/index.htm
K.Garland氏は、
92歳で他界なさるまで
生涯現役であったようです。
デザインは、
政治上でも力を持ち得ると証明し、
生涯その主張を続けた巨匠だと思います。
ナイトにあるまじき
戦争犯罪
ブレア元首相が
アメリカに賛同し、
2002年虚偽の事実を広めて、
幾多のイラク市民が犠牲になったこと
が問題視されました。
ブレア元首相の叙勲の後、
ナイトの爵位取り消し
署名が70万人以上も集まりました。
苦肉の策として、
元首相は謝罪せざるを得なくなりました。
![](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2023/03/bliar-bombing-1024x410.jpg)
戦争加担のコラ画像
印象的な血塗られたBlairのロゴが
デモを後押し、
デザインの政治的ポテンシャルが
示されています。
ひるがえって、
当時「アメリカの犬」と揶揄された
小泉政権の支持表明は、
どうであったかと問うこと。
この宮田律氏のブログ上の議論は、
軍拡の進もうとする2023年に
極めて有効だと思います。
https://miyataosamu.jp/blair-war-crimitinal-how-about-japan/
ロンドンは、
私の留学中もIRAのテロ活動が継続中とか、
氣に入ってよく聴いたU2が
その資金源のひとつと
噂になったりしました。
ウクライナに関しても、
勃発1年後
在英ロシア大使館前で、
道路を色染めする抗議行動が起きています。
中指を立てて、
「自分は生まれながらにして、死ぬまでパンクだ」
と、のたまう一生パンクと会いました。
日本だと
若気の至りが、
英国では
白髪混じりのトサカから、
それは
パンクではないと破門されます。
私にも影響を与えた
間違いなく市民の声が大きい町
−ロンドン−
英国デザイン博物館の
中立な立場から展示を組み立てて、
デザインという切り口で、
歴史的事実の考察を促す内容は、
大変興味深いです。
日本或いは九州にも、
こういうコンセプトに基づく
デザイン博物館開設
を切望します!!