MILMIL(ミルミル)への想い

ボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。

MILMIL(ミルミル)の話題を続けてブログ投稿していますが、
MILMILの文様に込められた想いは
ご存知でしょうか?

MILLE(1000)+MILLE(1000)=【2000】

MILMILシリーズは、日本の波佐見焼テーブルウェアです。

日本とイタリアの文化を融合させ、
未来型のライフスタイルとして世界に発信している
COVO社(Italy)のアートディレクターを務めていた頃の作品です。

MILMIL】とうシリーズ名は、
発売開始の2000年をイタリア語のMILLE(1000)+MILLE(1000)=【2000】と表現し、
日本の文化の伝道者(器たち)が「みるみる世界の家庭に拡がっていって欲しい」という
想いが込められています。

それぞれの文様は『永遠の命』がテーマ

それぞれの文様は『永遠の命』がテーマです。


コロナの影響下にある人類にとって、永遠の命とはすなわち種族の存続です。

どうしても独りよがりに陥りそうですが、
個人の限界を超えて、人類は手をとり合って未来を祈り育む。
うつわをきっかけに、
雄大な宇宙に通じる悠久のひとときを感じていただけたら。

上段 左より:雨に波紋・窓に火紋・点縞紋
下段 左より:唐草紋・乱れ縞紋・丸に渦紋

雨に波紋・・・「水の循環・大いなる流転」・水の流れを表現

窓に火紋・・・「暖かい家庭、血縁の存続」・熱とエネルギーを表現
  
点縞紋・・・・「交代する世代の営み」・星の帯を表現

唐草紋・・・・「星々をおおうたくましい緑」・生命の永遠の再生を表現

乱れ縞紋・・・「ゲノム・命のデジタル再生」・生命の遺伝子を表現

丸に渦紋・・・再生を繰り返す銀河を表現  

職人の至高の技

それぞれの文様は、
ゴム板を手彫りして、3Dカーブの素焼の側面にぴったりの
「手押し専用判」を製作しました。

40年にわたり研鑽を積んだ職人が、ひとつひとつロクロに載せて絵付けします。

自然な流れで進み簡単そうに見えますが、
回転させた定位置にリズミカルに呉須を付け手押しするのは、ズレも狂いもない至高の技。

手描きだと1時間はかかりそうな絵付けが、1分足らずで仕上がります。

マシンに置き換わらないのは、微妙な濃淡が現れる手仕事の味わいのためです。
手工業の最高位にある、人間にしか出せない個性が備わっています。

厳密にはひとつとして同じ個体は存在しない、固有なる一品を是非どうぞ。

このように意味を持つ作品・商品のMILMILたちは、

贈りものにも最適で、
御結婚祝いや引き出物にも選ばれています。

次回は、その素敵なギフト話をできたらと思います。

それでは 🇮🇹 ciao 🇮🇹