セミナー2009年| 韓国陶磁器デザイン協会
ボンジョルノ☀︎トミタリアです。
2008年に続き、2009年も韓国陶磁器デザイン協会に招かれ、
セミナーをソウルで行いました。
テーマは「アジアとデザイン」
「アジアとデザイン」をテーマにという依頼であったので、
古代や中世の史実に基づいたトミタ史観を交えながら、
デザインの話を進めました。
歴史の理解はアイデンティティの拠りどころを
探っていく上で特に重要です。
主観的に偏り過ぎないバランス感覚を併せ持つには、
異文化にはぐくまれた他者が同じ史実をどう捉えているか、
交流を通して耳を傾けることでしょう。
磁器作品の多い富田にとって、
有田の陶祖・李三平がなぜ
韓国から肥前の地へ渡って来たのか?
秀吉はなぜ朝鮮出兵に至ったのか?
明vs清王朝の興亡との関連など興味は尽きません。
グローバルに思考し、ローカルに行動しよう!
学生らの質問も切り口が冴えているし、
担当の崔先生いわく
「寝るコのいない講義は初めてよ」
と終始ご機嫌でした。