意匠二次元半について。
![](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2021/05/20ハガキ・写真-1024x722.jpg)
皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。
今日は
'トミタリア'になるずっと以前
英国留学時代1991年に見出した
自分なりに解釈した
日本的な独創の方法についてです。
2.5-dimensonal design
このタイトルで、修士論文を書きました。
当然、
製作した作品だけでは卒業できないので、
英語に翻訳した上で
何人もの知り合いに
言い回しや話法の整合性など
推敲を重ねるうち、論文が出来上がりました。
明治の解釈である「意匠」のもつ
簡潔で美しい響きとニュアンスに
魅了されました。
日本人が本来得意としてきた
平面的であることの自由さをうまく活用すれば、
量(MASS)から出発する西洋の造形思考には
実現できない領域があると確信した結果が
「意匠二次元半」
なのです。
![](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2021/09/sketch1.jpg)
「二次元半」とは・・・
「二次元半」とは・・・
二次元と三次元の間すべてを
アナログな「半」の一語に集約しました。
四次元は三次元の向こう側でなく
二次元と三次元の間にあると言う人もいます。
三次元には未だたどり着かず、
二次元との狭間をさまよいつつ…..いつもみる夢。
と上記のようなテキストで、
自身のデザインの世界観を説明しておりました。
1999年
たまたまローマCOVO社の依頼で、
ポルトガルのマリニャグランデ
という町に出かけました。
となり町に夕食に連れて行ってもらった際
その町角で見つけたのが、創造生活を規定する、
強烈なフレーズ
![グローバルに思考し、ローカルに行動する](https://tomitalia.com/wp-content/uploads/2021/05/parallax_top-1024x576.jpg)
Pensa Globalmente, Actua Localmente
Think Global, Act Local
'グローバルに考え、ローカルに行動しよう'
というスローガンでした。
政治的という意見もありましたが、
東西を往きき来する私に
神の啓示のように現れた言葉です。
そのまま同年6月
東京ガスの新宿OZONEギャラリーで開催された
初の個展
『意匠二次元半』展
のDMに使われました。