世界の地域によって色彩は異なるとは?

皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。

さて皆さんは、
海外の人と私たち日本人では、
見えている物の色彩が異なることをご存知でしょうか?

地域によって色彩は異なる

太陽の光が瞳に入る距離が異なる

つまり赤道に近いか遠いかなど、地域で
異なるのです。

赤道に近い地域は赤みが強く見え、
反対に遠い地域は青みが強く見えのです。

そして、光の強い・弱いは、
水蒸気を通して見ているからなんです。
多湿な気候が基本の日本で見える空は、
乾燥してカラッと晴れが続く砂漠の空
とは全く違います。

言われてみれば納得する話なんですが、
『なるほど』と思いますよね。

そして、人間っておもしろいですよね。

わかりやすい例が、日本人に人気の北欧
モノの主調色は、ブルー系やグレー系が
多いですよね。

デザインする中で色彩について考える

私がデザインする中で、色彩について考える
ことは、日本のモノが海外で受け入れられ
やすくなるために、


その異国の色にすることです。

トミタリアの商品で

海外の客層にも人気のVENIEシリーズは、

色彩について、このように考えていた私です。


石川県の漆器製品をプロデュースしたのが2004年。

「NUSSHA」というブランドでヨーロッパを中心に
海外で大人気を博しました。

日本の色彩パレットと海外の色彩パレット

色彩が国際的に豊かになることで、海外の人にも
受け入れやすくなります。

同じ形のものでも、一気にオシャレ感が増します。


日本の色彩パレットには存在しない色が海外にあります。

前述したNUSSHAでは、主張色やコーディネートを
考慮する上で、水蒸気が少ないヨーロッパには、

日本の伝統色パリやミラノの色

でバランスをとりました。

日本の伝統色を主軸に、適材適所に使いこなせると、
幅が広がりますよね。

不思議と、日本の伝統色をヨーロッパへ持っていくと

「デザインされた色」
という評価を得ます。
つまり、吟味し調色された色と捉えられます。

今まで述べてきたことを振り返ると、

実は不思議なことではなく、

人間の適応能力のすごさともいうんでしょうかね。


普段目にしている周りにある色を、
いつもとは違った目線で見ると
面白いかもしれませんね。

そんな風に考える一瞬が楽しい、私です。

🇮🇹 ciao 🇮🇹