言葉について | エモい
ボンジョルノ☀︎トミタリアです。
最近、TVや雑誌で見かける言葉があります。
「エモい」
「エモい」とは
トミタリアのネーミングにもある
外国語と日本語を組み合わせような
言葉であることは分かります。
では、実際どんな意味でしょう?
調べてみました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A2%E3%81%84
昔からあるようですね。
『うれしい、切ない、寂しい』などの複数に交じった感情を表現するとき・・・
と説明にもあるように
プラスの感情とマイナスの感情どちらも
全部含めている「エモい」
「をかし」「あわれ」など
感動の有りようを包括的に表している
古語たちの子孫と考えれば良いのかな。
うーん・・・
相手の解釈で、どちらともとれる..
会話にズレは起きないのかな??
感情を表現する
何かを見て感動した時
人に親切にされた時
心に穴が開くような虚しさを経験した時
生きている上で様々な「感情」があると思います。
その度に、
「こういう時は言葉で何と表現したら良いか?」
と考えると思います。
そして、
誰かに言われて覚えた言葉や
新聞や本、ネット記事を読んだりして、
表現の言葉を習得してきたと思います。
これらの経験、場数踏んだ最終局面で
「エモい」と一括りに使うことと、
若者が簡単に「エモい」と使うのは
私なりに、ちょっと違和感を持ちます。
語彙力について
私も何かを調べたい時にネット検索します。
便利ですよね。
正式な名前を知らなくても、
初めの文字を打つと「探し物はこれですか?」と
キーワードを続けて、自動ピックアップしてくれる。
それを見て「そうそう!」と思い出す名前や言葉。
忘れていても、パソコンが教えてくれるんです。
知識は外部化して、内部に蓄える必要は
無くなりつつある。
後出しジャンケン状態です。
記憶しなくても、パソコンがすべてを覚えてくれる。
性別-性格-傾向などあらゆる個人データが、
デジタル化できるなら、すなわちそれが心となり
個人データとしての記憶となるのか。
だけど、本当にそれで良いのでしょうか。
しっかり意識して覚えようとしていない自分に
情けなくなります。
きっと言葉を覚えるための記憶力も低下する
一方でしょう。想像力や創造性は、ある部分は
記憶に基づいているし、言葉の介在によって
イメージの膨らみ方は、格段の差が生まれます。
表現力と記憶力には、有意の相関関係が認められる
はずです。
話は少しずれますが、
私の生活では、キーボードを叩く機会が増え、
筆記は大きく減少しました。
携帯電話がパソコンの代用品として便利になれば、
なるほど、触っている時間も長くなりました。
そして、
筆記で漢字が書けなっている自分に少なからず
ショックを受けています。
漢字は語源や成り立ちにも興味があり、かなり
得意な方でした。
でも、久しぶりに字を書くと漢字を忘れています。
加えて、驚くほど字が下手になっています。
これは「エモい」「ヤバい」です (⌒-⌒;
感情表現の言葉を知らないとどうなるか
今は「エモい」だけで済まされるかもしれません・・・。
しかし、
たくさんの感情表現の言葉を知らないと
私なりにどうなるか考えてみました。
・コミュニケーションが取りづらくなる。
・相手との解釈にズレが生じる。
(前述したように、プラスの感情とマイナスの感情どっち??)
・感情を一定値にしか保てない
(大喜びでもなく、悲劇でもなく、常に普通)
もしかしたら、
感動した時に出るはずの「涙」という液体を
失ってしまうのでしょうか。
『悔しいけど、次こそ必ず』という
気持ちが起きにくい人間になるのでしょうか。
人間の感情は複雑
そう考えると、
人間という生き物のある程度のレベルが
プログラムされた『ロボット人間』のようで怖い・・・。
進化の究極の状態が、人間らしくないってスゴい矛盾。
ロボットは確かに便利で、そのために飛躍的な進化を
遂げています。
だけど複雑な感情までは、まだまだ獲得できないと
思っています。その心を獲得した時が、今議論されて
いるシンギュラリティなのでしょうか。少なくとも
人間は、地球上の覇者ではなくなる気がします。
一方、資本主義や環境問題の根本には人間の感情や
欲望が渦巻いています。複雑でとらえどころが無いだけ
では済まされない。自己制御できるかどうかが、人類
存続のカギを握っているとも言えるでしょう。
日本の「おもてなし」
この「おもてなし」には
奥深いこともあるので、
海外の方へ説明するのは難しいんです。
外国語で説明しようとすると、長い文章で説明
するしかない、日本にある固有の固有の考え方、
感性、事物を総合的に表す日本語の言葉は、
割とたくさんありますね。
複雑な感情がない方が気楽ということもある
でしょう。
しかし、複雑な感情なしの世界はきっと
新しい何かが生まれにくい
すべてが同質化してつまらない
読んだ本で面白いのがありました。
天国はとてもいいところ
だって何もしなくていいんですから
だけど、みんな幸せすぎて退屈しています
だから、何かをしたくても
それはダメなことなんです
その生活に耐えることの方が地獄です
みたいな本を読んだことがあります(笑)。
せっかくの長生きが、楽園ではなく ディストピアと
なるのは、生きる目的を見失った時だと思います。
トミタリア講演会
なんだかネイティブな気分になってしまいましたね。
そして、
誰かと会話したい気分になってきました。
トミタリアは、講演依頼も承ります。
テーマに沿ったお話
トミタリアの世界観
ものづくりについて など
ネット配信・ZOOM講演も可能です。
海外・国内・学生・社会人・大人・子供を問いません。
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過去の講演会のご紹介(一部)
【韓国・ソウル】韓国陶磁器デザイン協会が開催するセミナー(2008年) (2009年)(2011年)
【日本・千葉】母校千葉大工業意匠科ワークショップとレクチャー(2009年)
【ドバイ】INDEX InteriorDesign デザイン講義(2009年)
【日本・福井】越前市商工会工業部会セミナー(2012年)
【日本・石川】金沢リハビリテーションアカデミー(2013年)
他、トミタリア催事中トークショーなど(ブログトップ画像参照)