立体視とデザイン思考

皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。
人類の歴史や古来のイメージや伝統的な考え方が、
デザイン思考に与える影響など考えてみました。

横と縦。

人間は頭部の前面左右に、2つの眼があります。わずか
8cm程度ズラした視点を組み合わせることで、約15cm
から数十km先まで立体視することができるのです。

霊長類以外の動物、眼が横気味な馬や魚の多くに、この
タイプの立体視は、厳密にはできません。常に首を振り、
体をひねって、擬似的に立体視しているのでしょう。

表情筋の発達もまた、この立体視のおかげなのです。
喜怒哀楽の豊かな表現は、すみずみまで受容できる視覚
が不可欠です。霊長類の知性が産んだコミュニケーショ
ンの手段であり、生活文化に他の種族にはない奥行きを
与えています。

山や樹木、建造物の高いところに登ると視点が変わり、
地上よりはるかに多くのモノゴトが見渡せます。
あまたの天敵から滅ぼされることなく、人類が生き延び
た理由の中に、俯瞰して見る、神々の視点を持つという
のがあるでしょう。

水平と垂直の組み合わせこそが、空間把握の最も優れた
方法です。そしてその応用編として、横思考と縦思考の
コンビネーションが、事物事象全般をより良く理解する
メソッドと言えます。

デザインを進める上でも、問題の本質を見極める上で、
この横と縦はかなり有効で、時々斜め切りもできるなら、
さらに良いでしょう。問題が浮き彫りになれば、解決
策もおのずと明らかになりやすいものです。

神道のコト始めに、神々が降り立つ「高天原」は、
高=垂直 / 時間軸       と
原=水平 / 空間軸       が交わっている
崇高なる天=四次元な宇宙全体 との説があります。

異形の生命体ODYが星々とともにあるトミタリア宇宙

古代人が、すでにデザイン思考につながる発想の原点を
着想していた。驚くべき先進性ですね。昔から時間軸が
空間軸とセットになっているって、素晴らしいです!!

また高い場所に居た、樹上生活をしていた記憶が無けれ
ば、高い所から落ちる夢も見れないのかもしれません。