おだまりトミタ!! 英国編B.

皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。

前回ブログ『おだまりトミタ!! 英国編A.』
の3ヶ国語を獲得するプロセス
英国での続き…です。

異国語の習得は自己嫌悪との戦い

異国語の習得は自己嫌悪との戦い、
すなわち自分との

もちろん素直に負けを認め、自閉症気味に
部屋に閉じこり文庫本を読みふける日も。

けれどこの四面楚歌な言語リセットを
選択したのは、他ならぬ自分なのです。

幸運にも外出しさえするなら、異国語の
専門家集団である一般市民に、面白おか
しく毎日手取り足取り教えてもらえる、
最高のリアルレッスンの連続です。

ここで後ろに下がれば、これまでの努力
やすべての救いの手は何だったのかと。

日々獲得する英語

その後、英国留学はRCA修士論文の英文
記述があり、自分の言い分を全部、翻訳
するというか、もうその段階だと、英語
脳になってないと、スピード感として
無理がありますね。

ある程度食い下がってると、向こう側
から歩み寄るような、幸運な疎通が
あったりして、まだまだっと勇気が
湧いてきます。

日々獲得する、
スラングや気になる言い回し、綴りや
語源との関係、TVに映画 新聞、雑誌
や参考書籍のフレーズ。

留学先のRCA(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート
での事務手続きや講義、意見交換、
学内パーティの数々。

あらゆる出来事が英語また英語。


調べて書き留めて覚えて

訊いて確認して

交渉したり説得するための
論法を組み立てる。

山登り、OSやアプリと似てる?

ここで私見ですが、1年以内の
プチ留学は、長期滞在の範疇。

異国語を獲得したり、異文化の
何らかを自分のものにするのに、
3年ぐらいはかかるものです。

『三つ子の魂○○○○』や
『石の上にも○○』
ではないですが、

崖にへばり着いて登るような
3年のフリークライミング
的精進をクリアすれば、

あとは楽な平坦道をテクテク
ひたすら歩く感じ。

山登りに似ていますね。

新しいOSやアプリケーションを
インストールして、一定時間使っ
ていると慣れてきます。

目をつぶっても操作できたり、
ショートカットを多用したり
できるようになるのに
酷似しています。

語学の獲得後は

そして、イギリスを離れたからといって
そこから解放される訳ではありません。

複数の言語を操るのは、

イバラの道が大変なほど、
獲得した知的世界の

愉しみも大きいもの。

ポケトーク(翻訳機)は大変便利ですが、
それ無しで、たくさんの人と話せる
ことは、

ヒト族のど真ん中でドリトル先生な
気分。

失いたくないけれど、
使わないとすぐ霧の中に、
記憶の闇に隠れてしまう

コトバたち。

結局イギリス映画やアメリカ映画の
原語鑑賞、それぞれのニュースサイト、
海外クライアントや知人とのZoom、
メール、ブログやSNS記事を通じて、

日常的にリハビリしてます。

知的な好奇心を常にこちょこちょでき
る、他の特効薬みたいな維持する方法
は、今のところ見当たりません。

おまけ

最後に、おまけ話を。

オリンピックが日本で開催!と決定して
から、通訳機が店頭を占領していた頃、
ある家電量販店で試してみました。

イタリア語で試しましたが、

イタリア語変換はさすがお見事!!
しかし、日本語訳は・・・・・(笑)