おだまりトミタ!! 英国編A.

皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。
3ヶ国語を獲得するってどういうことでしょう?

長崎弁-クィーンズイングリッシュ-ベネト語

日本語とイギリス英語とイタリア語。
3カ国語ですが、それぞれ限定地域に引っ張られて
います。思春期までを過ごした故郷と、留学先と、
仕事先のコトバ。

8年間の奮闘努力の甲斐もなく..

英国到着して、意気揚々と移民局での留学事始め、
’I am Kazuhiko Tomita..’
すら分かってもらえず、大学教養課程2年を含む8年間も
培った英語力に、絶望したことを覚えています。

初のフラットメイト

初のフラットメイト(共同アパートの同居人)は、

インド人のサティッシュ(写真右)

と 

イギリス人のミック(写真左)

サティッシュには、
アイルランドのロックバンド「U2」の
LPレコードを借り、ずっと聴いていました。

今でも「U2」の曲を聴くと留学したてのこの頃を思い出します。



イギリス人のミックの皿の洗い方が気になり、
文句言ったことを覚えています。

洗剤の泡つきのまま、ラックに立てるです。

しかし、あとでそれはイギリスでは一般的
と分かり文句ナシに。

(それでも、自分は絶対しませんでしたけど)

Satish(right) and Mick(left)

友人たちと過ごす日々

友人4人でパブに行き、1人1杯ずつおごると、

計4杯(4Pintsは2L強)呑むコトが判明。

日本でも飲んだことないハンパ無い酒量
ビックリしました。

しかも、

飲んでる間、ほとんど食べない!!

パブが閉まる23時にチリンチリンの鈴が聞こえて、
フラフラでフィッシュ&チップス店に移動。

そこから遅めの油っぽい夕飯。

まあこれを毎晩やってたら、確実に病気になりますね。


そんな中、仲良くなったグレン。

彼は、山登りや乗馬、ウィンドサーフィンと、
いろんなところに連れて行ってくれました。

クリスマスに呼んでkyれたり、
引越し手伝いまで気がけてくれて、

ものすごく紳士的で、本当に素晴らしい友です!

穴から這い出ては、戻りの繰り返し

友人たちは、

英語上達の一歩一歩を支えてくれた

恩人です

そして、
一緒に過ごしてきた時間は

貴重な時間。

その一方で ・・・・・

幼稚なことしか喋れない
おぼろげにしか理解できない
言語障害に近い幼児化した言語


この空間を漂う私。

無知の穴から這い出して、

知性の太陽をいっぱいに浴び、人生を謳歌している

と思った矢先に、

またあの暗い穴に戻れという。

この明晰な頭脳は使い道を失えば、ただの肉塊も同然。

そんな恥辱に満ちた瞬間を、

本当に乗り越えなければならないのか。

自問自答を何度も何度も繰り返しました。

異国語の獲得

自問自答を繰り返した結果、

『では失うものなど無い若い魂をここへ』

と自分を導き出しました。

若いからこそできるコト、
やらなければならないコトに、

異国語の獲得というのがあるかもしれません。


異国語の獲得により、
世界は飛躍的に広がります。

思考の自由さも同じく。

プライドを保てなくても笑って済ませられる

楽しかったと最後に言えるほうが、

はるかに幸せですから。



途中で諦めて、あとで自分や周囲に言い訳するよりも・・・・・

この時の気持ちは、
今でも残っており、心の支えとなっています。

今になっても、

英語がもっと上手になりたい

イタリア語がもっと上手に話せたい

日本語の語源や意味はなんだろう?

他の国の言葉にも興味がある

このような意欲につながっていると確信します。