デザイン - 人類の最良の友だち_その1
ボンジョルノ☀︎トミタリアです。
今日はロンドンのデザイン博物館を
訪ねて思ったこと「その1」です。
最良の友だちは
そこらじゅうに?
黄色い右端のポスターを和訳すると:
- デザインはそこらじゅうにある。
- 起床を告げる目覚まし時計です。
- ケータイの新しいアプリです。
- 朝淹れる紅茶のティーバッグ。
- バスでタッチする交通系パスです。
- 鼻にのせてるメガネです。
- そして今読んでる言葉(のフォント)も。
- 生活に行きわたり過ぎてて、
ほとんど存在を忘れてるけど。
- デザイン。人類の最良の友だち。
残りのポスターも秀逸ですね。
この2枚でジェンダーや老若男女を
デザインと包括して捉えるべきと、
ストレートに伝わりますね。
ソニーの戦後史ずらり
日本の企業としては、
ソニーに大きくスポットが当たっています。
戦後の工業デザインの軌跡で
一角を占拠できる、すばらしい展示です。
ラジオ→ラジカセから
ウォークマンを経てプレステ2に至る
魅力的な製品群と広告ほか印刷物。
世界的に、
ライフスタイルを一変させるエポックな製品は、目を見張る広告とセットだったのです。
私は英国留学中に
MY FIRST SONYに対抗し
「MY LAST SONY」構想を
打ち出したことがありました。
型を自作して
グッとリアルな皮革ボディに。
ボタンやジッパーを縫製して組み合わせ。
でも残念なコトに
ウォークマン以上にならなかった。
デザイナーの一人として
強いメッセージに出会うと、
相手に正しく伝える表現のあり方は
明快さに限るとそう思えます。
分かりやすい展示こそ
心がけるべきを忘れないための備忘録と。
栄木ポットよ、
いつまでも
そしてウェッジウッドほか、
王侯貴族の御用達となったブランドがずらり。
磁器ティーポット名作群。
若くして他界した盟友
−故栄木正敏氏−
彼のポットを発見。
命がけの遺作は生き続けると、
胸が熱くなりました。