千葉大工業意匠科で、本気のデザイナー授業 1.「テーマを考える」

千葉大工業意匠科は思い出が詰まった場所

千葉大工業意匠科(現デザイン科)は、私の母校です。
卒業してから、早いもので33年が経とうとしています。

母校 千葉大工業意匠科で2009年の正月早々にセミナー
と特別講演をしてほしいという依頼がありました。
セミナーの参加者たちは、やる気満々の
アジアからの留学生が中心でした。

そして、特別講演をする会場は、私が毎日のように
絵を描いていた場所「アトリエ」でした。

デザイナーの役割や、社会性をお互いに真剣に話し合う
素晴らしい時間だったことを今でも鮮明に覚えています。

千葉大2009の院生留学生向けセミナー
セミナーでのトミタと学生たち。

デザインテーマを考えるときは?

イタリア語でL'ALTRO LATOは、「もう一方の側面」
という意味です。大量生産-大量消費をウラ側から
見つめ直して、全く違う視点でプロダクトを考案して
みるというテーマです。

LALTRO LATO ロゴ
セミナータイトル。

私のデザインの進め方は、
'課題となる事象を自らが探し出す'ところ
から出発します。

大量生産-大量消費は、20世紀のデザインの
メインテーマでした。21世紀は、取り巻く
条件が大きく変化し、求められているデザイン
も変わらざるを得ないと思います。

それを参加者たちに伝えました。課題は
常日頃考えているコトかもしれないし、
キーワードに関連して、気づいたコトが
課題化するかもしれません。

デザインの組み立て方を伝える前に
「社会や歴史と自分とのつながりをベースに、
 未来に何をすべきか?」
ということはもっとも大切だということを
どうしても参加者全員に伝えたかったのです。

 

千葉大工業意匠科で、本気のデザイナー授業 1.「テーマを考える」

千葉大工業意匠科は思い出が詰まった場所

千葉大工業意匠科(現デザイン科)は、私の母校です。
卒業してから、早いもので33年が経とうとしています。

母校 千葉大工業意匠科で2009年の正月早々にセミナー
と特別講演をしてほしいという依頼がありました。
セミナーの参加者たちは、やる気満々の
アジアからの留学生が中心でした。

そして、特別講演をする会場は、私が毎日のように
絵を描いていた場所「アトリエ」でした。

デザイナーの役割や、社会性をお互いに真剣に話し合う
素晴らしい時間だったことを今でも鮮明に覚えています。

千葉大2009の院生留学生向けセミナー
セミナーでのトミタと学生たち。

デザインテーマを考えるときは?

イタリア語でL'ALTRO LATOは、「もう一方の側面」
という意味です。大量生産-大量消費をウラ側から
見つめ直して、全く違う視点でプロダクトを考案して
みるというテーマです。

LALTRO LATO ロゴ
セミナータイトル。

私のデザインの進め方は、
'課題となる事象を自らが探し出す'ところ
から出発します。

大量生産-大量消費は、20世紀のデザインの
メインテーマでした。21世紀は、取り巻く
条件が大きく変化し、求められているデザイン
も変わらざるを得ないと思います。

それを参加者たちに伝えました。課題は
常日頃考えているコトかもしれないし、
キーワードに関連して、気づいたコトが
課題化するかもしれません。

デザインの組み立て方を伝える前に
「社会や歴史と自分とのつながりをベースに、
 未来に何をすべきか?」
ということはもっとも大切だということを
どうしても参加者全員に伝えたかったのです。