課題解決型デザイン | 移転改装計画 /カーコンセントコスト社の場合 1.
皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。
デザインっと言っても、様々あります。
今回は、その中の「課題解決型デザイン」について、お話したいと思います。
カーコンセントコスト本社の移転および改装計画
2020年秋
希少な輸入車やクラシックカーを販売して、
Youtubeを活用して全国の輸入車ファンに地域を超えて
販売している会社「CarConcentCost(カーコンセントコスト)」様から、
新社屋への移転及び改装計画についてご相談がありました。
デザインプロデューサー富田一彦
トミタの役割は、デザインプロデューサーでした。
デザイナーが関わる以上、
空間はデザイナーズとなります。
関わらないケースと比較して、発生する
デザイン料以上の付加価値を生むことが、最重要
ミッションです。
そのミッションとは
デザイン / プロデュース料: ミニマム30,000円/坪。
- 経費を抑えながら、ふさわしい高級感を演出する
- 総合的なコーディネート及び調整
でした。
その他、
原状回復 - 改装 - 外構 - サインと、
異なる工事を請け負う四社の連携も、調整の一部でした。
1-A. 経費を抑える。
1-A1. 工期を短縮する。
工期短縮は、
中断されていた営業再開を早める意味で、
経費の圧縮になります。
内覧会
内覧会に行きました。
今回のカーコンセントコスト本社の新社屋移転先は、
元某ご当地菓子メーカー直売店です。
使い勝手の良い、より広い空間を求めていた同社を、
某ご当地菓子メーカー直売店の契約満了が、後押し
して決まりました。
・天井が高く広めの菓子販売スペース
・さらに広い梱包倉庫スペース
それぞれが、
・高級輸入車ショールーム
・YouTube撮影兼保管用の駐車スペース
に最適であることが分かりました。
工程表
改装工事の前段階に、
前テナントさんが営業最適化のために造作された
壁や床の嵩上げ、外部の看板ポール、喫茶デッキなど
すべて撤去、電動シャッター4枚もの
原状回復工事が、横たわっていました。
工期を短縮するには、
工事そのものを項目別の要不要を精査し、
工程表を見直す必要あります。
すなわち
不要な原状回復を可能な限り減らせば、
早めに次期工事つまり改装に取りかかれます。
対象となったのは、
梱包室50㎡で10cm程度のかさ上げ床のハツリ中止と、
電動シャッターを半分の2枚にすることなどでした。
この2点の変更で
約300万円の削減
工期も1週間以上短縮
できます。
原状復帰工事の見積が高すぎて、
決済を渋っている前テナント社の本部に、
着工が遅れないように促すねらいもありました。
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