道具の東西。
さてコレは何でしょう?
動物用のワナ、鉄橋の模型 んー機械の一部?
#講演 で東西の考え方の違いについて、
実例を示しながら話をしました.
コレは、#イギリス 製 曲面調節反りガンナ。
トミタが握っているダイヤルを回すと、すぐ下
のアームが上下します. その上下幅がセンター
の歯車を通じて反対側に同じ動きを与え、下板
の削り面のカーブを調節して使うカンナです.
#英国 の#産業革命 あたりの木工道具らしい.
武骨ですが 合理的で魅力的。
実際は扱いにくかったと思います. まず押して
削るのと、曲がった鉄板が木材に直接触れる
ので、樹種や仕事する部位に制限あるでしょう.
日本では同じ曲面削りのために、それぞれの
カーブに各一の反りガンナを、ずらりと揃えて
仕事してました。
押して削る-引いて削るの違いは、どこから
生まれたのか?本当に興味深いですね。
ノコギリだと引く方が 鋸身を薄くできて、
さらに切り口が直線になりやすいです。
鉋も引く方が力を伝えやすい気もしますが、
本当に不思議な違いです。
もしかしたら、日本の樹木は比較的繊維質が
柔らかく、加工しやすい性質に由来するの
かもしれません。(例外的に斧折樺オノオレ
カンバという、硬い木は存在します)
かたや西洋の樹々は、日本製のノミの刃が
こぼれてしまうほど硬いのが多く、加工機械
を発達させないと、歯が立たなかったのか。
論理や合理性に東西の差が見えると、他の領域
での違いも、分かりやすく関連付けて理解でき
ますね。俯瞰しつつ、そういう違いを乗り越え、
相互に高め合う存在でありたいと思います。
知恵は縦横無尽であり、多面的な視点によって、
問題解決の糸口は、見つけやすくなるものです。
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for #curved #surface from #uk around
#industrial #revolution
トミタリア ##tomitalia #tomitakazuhiko