エリザベス女王に心より哀悼の意を表します。
ボンジョルノ☀︎
ご存知のように
2022年9月8日
イギリス王室のエリザベス女王が死去されました。
心よりの哀悼の意を表します。
生前のチャーチルやアイゼンハワー、ケネディなど、
主要国の名だたる大統領や首相のほとんどは
イギリス女王エリザベス2世とのツーショットが存在します。
100年近くを生きて、
最後のイギリス首相の任命式まで行ってから
他界するってスゴいですね。
RCA(王立美術大学院)
私は、イギリス留学をした経験があります。
私のプロフィールにもあるように
RCAロイヤル・カレッジ・オブ・アート
(王立美術大学院)を卒業しました。
この名称にしても
英国はいち早く
王立美術大学院を設立したので
ブリティッシュなどの定義付けがまったくないのに
世界的に通用する名称なのです。
卒業年によっては
卒制展にチャールズ王(皇太子時代の)がお越しになられました。
イギリス王室の影響
家具デザイン科では
建築様式同様に、
年代別、為政者別に時代区分も自主的に学びます。
西洋の生活様式は重層的に積み重なって、
現代につながっています。
まるで石を積み上げて家を建てるが如くです。
建物、家具、オブジェクトが
それぞれ関係し合って
ひとつの生活文化の営みをかたちづくっていること
これも、初めて知りました。
その頂点に王侯貴族がいて、
自らの好みや知見で、
この様式とやらに多大な影響を与えてきたのです。
つまり
様式を左右するに足る財力を備えて、
無数の芸術家や工芸家、デザイナー、建築家や造園家
これらの絶対的パトロンであったのです。
イギリス女王 エリザベス2世
エリザベス女王は、
英国領が世界の1/4を占める時代に美しく育ち
第二次世界大戦中のセックスシンボルであり、
義勇兵の心の拠りどころでした。
のちにアジアアフリカ諸国の総独立の荒波に揉まれ、
英国の困難な時代もずっと凝視し続けました。
ワンマンな人なのに
何故か世界の民には危害を加えたりしない。
実に正統で中立な立場を守ってもいました。
高貴で中立で長生き。
彼女に代わるアイコンは
世界のどこにも見つからない。
私にとって
王立学校で学び
英国を少なからず愛してしまっている私にとって、
故女王には身近とも呼ぶべき親近感を持っていました。
きっとイギリス留学された方や
イギリス生活を経験された
多くの方がそう思うでしょう。
彼女が居なくなるのは、
母なる存在を失うかのような喪失感です。
世界は毎秒刻々と進み、
1ミリも後ずさりしない。
そういうごく当たり前のことを
偉大な女性の喪失ととその時代の終焉が、
まざまざと教えてくれました。
私もあなたを胸に前に進みましょう。
これまで間接的にせよ
大変お世話になりました。
安らかな眠りにつかれますよう
お祈りいたします。
Gods will bless you, mum.