私がイギリス留学を選んだ理由

ボンジョルノ☀︎トミタリアです。

私は千葉大学意匠科を卒業後、
イギリス・ロンドンにある国立大学
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)へ留学しました。


大学卒業後、
日本国内の会社へ就職することも考えましたが、
海外留学することを決心しました。

海外留学への動機

海外へ留学する決心をした動機は、

もっと世界を見てみたい

私は英語が得意なので、英語圏なら語学のハンディなく学習に入れる

千葉大学時代通っていた木工塾の先輩や千葉大担当教授・重田先生に
 「富田くんは日本の会社に合わないよ」と明言されていたこと

両親に留学費用がいくらかかるのか提示し、留学を認められたこと

このような点です。

そこで、留学先に挙げられたのが

米国のクランブルック・アカデミー・オブ・アート(CAA)と
英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)です。

美術系・デザイン系の超難関かつ名門の大学院

私の留学先に挙げられた
米国のクランブルック・アカデミー・オブ・アート(CAA)と
英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)は、

一般の方にはあまり馴染みがないようですが、
美術系・デザイン系の世界では、超難関かつ名門の大学院です。


1、米国ミシガン州にある私立大学
  クランブルック・アカデミー・オブ・アート(CAA)

2、イギリス・ロンドンにある王立大学
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)

現地を訪れる

大学4年の夏、両校を訪ねました。

まずは、自転車を乗せて米国ロサンゼルスで入国し、
シカゴまで飛んで、デトロイトへはグレイハウンド(長距離バス)。
クランブルック・アカデミー・オブ・アートまで自転車で行きました。

デトロイト駅を出ると、すでに自動車産業は斜陽化して久し
かったのか、退廃の匂いが壁にフェンスに染み付いていました。

郊外にある大学院は、デトロイトから予想以上に遠く、
住所を告げながら5回以上道を尋ねました。結局50km近く
走り、自転車に自信がある私にとっても、結構な難行でした。

そして、ようやく辿り着いたのですが残念ながら、
学校は夏休みのため校内を見学することはできませんでした。
帰りは迷わず自転車を分解して、バスに乗り込みました。

そして、その足で続けて英国を目指し、どんどん東へ。

香港なら安チケットが手に入ると人づてに聞き、
香港起点の人生初、片道キップだけの世界一周旅行でした。

NYからロンドンへ飛んで、目指すはロイヤル・カレッジ・オブ・アート

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(以下、RCA)は、
ロンドンの中心街にあるので、アクセスは楽チンそのもの。
学校の真ん前に留まる2階建てバス=ダブルデッカーまであります。
ただ私は、地下鉄駅を下りたら自転車を組み立てて走ったのですが。

RCAを訪れた際は、ちょうど運良く卒業制作展が開催中でした。
はるばる足を運んだ甲斐があったと率直に思いました。
学生作品とは呼びがたい、圧倒的なプロレベルの作品の数々!!

米国留学か?英国留学か?

私は迷いもなく、英国留学を選択しました。

運命の定めというのでしょうか、
米国のクランブルック・アカデミー・オブ・アート訪問では、
苦労したほどの魅力を感じなかったのです。象牙の塔の
イマ入るべきなのか、留学そのものの意義はあるのかと
自問しました。

英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート訪問では、
たまたま卒業作品展があり、そのインパクトも大きく、
何か目標を掴んだような感覚を持てました。

そしてアメリカのちょっとした郊外に比べ、大都会ロンドンの
生活がより刺激的で、魅力に富んでいると思えたのでした。

歴史やいろんな結節点として、この町の空気や奥行き感を
好きになれそうでした。長崎で育つと 一番身近なイギリス人
は、迷わず グラバー邸のトーマス.B.グラバーさんです。

かたや、輝ける1950-60年代の中心地のひとつで、
廃れつつある自動車産業に関わりの深いデトロイト。
その望ましくない結末に追い込んだトヨタの申し子、
日本の若者である自分が、果たして愛されるのだろうか。
そんなことも考えました。

以上が、私がイギリス留学を選んだ経緯です。

今後、留学を検討する方のお役に立てたかわかりませんが、
留学すると決めた瞬間のタイミング=運は大きいかもしれない。
現地を訪れると、その見聞が自身へ決定的な影響を与える
ことでしょう。自分の感覚をしっかり信じて、留学の夢へ
向かっていけることを願っています。

誰かの目や他人の言葉を通して判断するのではなく、
自分なりにリアルさを伴って、自力で揃えたデータに
基づいて決めること。そこには退路も後悔も無いこと。

イギリス留学後、
英語に自信があった私が、
英語圏だから大丈夫と安心していたのをひっくり返すくらい
英語が通じず、大ショックを受けたお話は以前のブログでどうぞ↓

おだまりトミタ!! 英国編A.

皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。3ヶ国語を獲得するってどういうことでしょう? 長崎弁-クィーンズイングリッシュ-ベネト語 日本語とイギリス英語とイタリア…

おだまりトミタ!! 英国編B.

皆さまボンジョルノ☀︎TOMITALIAです。 前回ブログ『おだまりトミタ!! 英国編A.』の3ヶ国語を獲得するプロセス英国での続き…です。 異国語の習得は自己嫌悪との戦…

そして、超難関かつ名門校RCAの入学話も
いつかお話したいと思います。

今日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。

🇮🇹 ciao 🇮🇹